〈北海道新幹線の今後の課題〉

北海道新幹線の今後の課題となるのが、青函トンネルをはじめとする貨物列車との“共用走行区間”の高速化だ。検討されてきた貨物列車と新幹線の走行時間帯を分ける方式に加え、制限速度を現在の時速140㌔から160㌔にする案などについても検討が始まっている。これが実現すれば、営業効果は大きいといえる。北海道新幹線の最高速度は260㌔だが、“貨物共用区間”(約82㌔)は、すれ違う際の風圧による貨物の荷崩れなどを防ぐため、140㌔に制限されている。当初は平成30年春までに走行する時間帯を分けることで、13往復のうち1本でも200㌔以上を実現する方針だったが、高速化に必要なレール研磨に時間がかかることがわかり、最大3年間先送りされた。また、これとは別に、青函トンネル内の制限速度を全列車で160㌔まで上げる手法も浮上、JR北海道社長も『一つの現実的な案』とし、高速化した場合の影響の有無などの分析も始まっている。実現すれば現在最短4時間2分の“東京―新函館北斗間”が3分間短縮され、航空機よりも鉄道を選ぶ際の境目とされる〔4時間の壁〕を突破できる。国などは中長期的な策として、新たな運行システムの開発で貨物列車とすれ違う際だけ減速する方法や、貨物列車ごと新幹線用車両に載せる「トレイン・オン・トレイン」、新幹線用の台車にコンテナを載せ替える「貨物新幹線」などを検討している。経済界からは抜本策として「第2青函トンネル」を造る案も浮上している。

●いろいろな課題が山積の「北海道新幹線」
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