420 国鉄北海道「追分機関区火災」。

「国鉄追分機関区」は、明治25年の北海道炭礦鉄道の“岩見沢駅―室蘭駅(初代)間”開業と同時に、追分駅構内に〈追分機関庫〉として設置され、国有化ののち、昭和11年に「追分機関区」に改称した。この追分は、室蘭本線と夕張線(現石勝線)の合流点にあり、古くから石炭輸送の大動脈の要衝であった。SLブーム以降は、形態のバラエティーに富んだ9600形蒸気機関車に加え、ギースル・エジェクタ付きのD51形蒸気機関車が集中配置されていたことや、単機での1000トン超え貨物列車の運用が多数あったこと、また、国鉄最後の蒸気機関車の車庫となったことなどから、全国の鉄道ファンの人気を集めていた。D51形蒸気機関車は昭和50年12月24日に、9600形蒸気機関車は昭和51年3月2日を最後に引退し、保存対象として扇形機関庫に入れられ手厚く保管されていたが、同年4月13日午後11時45分頃不審火により火災が発生し、後継として新製配置になったばかりのDD51形ディーゼル機関車もろとも、多くの蒸気機関車が被災したのである。その後、機関区には機関車の配置がなくなり「追分運転区」に改称し、運転拠点として何とか残ったが、平成4年には運転士が追分駅に編入され、さらに、平成17年には岩見沢運転所へ再編入され、ついに、歴史ある運転拠点としての使命を終えたのである。

〔被災により焼失した車両〕
〈蒸気機関車〉
○D51形蒸気機関車
・241号機・465号機・1086号機の3両
・603号機(全焼を免れた模様で、先頭部が京都府のトロッコ鉄道嵯峨駅併設施設で展示保存されている)
○9600形蒸気機関車
79602の1両
〈ディーゼル機関車〉
○DE10形1744号機の1両
○DD51形ディーゼル機関車682号機・683号機・684号機・1079号機・1103号機・1144号機・1169号機の7両

●焼失前の「国鉄追分機関区」P1280019.JPG
●焼失した「D51形蒸気機関車241号機」P1280014.JPG

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