413 現存する中では国内最古の「函館市電・操車塔」。

かつて函館の中心地だった末広町の十字街交差点に、キノコのような形をした黄色の塔が建っている。これは、昭和40年代まで、市電の発信・停止を手動信号で指示したり、レールのポイント切り替え操作を行っていた「操車塔」と呼ばれる施設だ。高さ5.4㍍、幅1.9㍍4の鉄筋コンクリート製で、内部には古びた操作盤が残されているという。市企業局交通部によると、昭和14年に建てられたこの「操車塔」は、現存する中では国内最古で、昭和49年の自動化まで職員が常駐したという。なおこの「操車塔」は、昭和49年以降も信号機の制御装置を置く場所として残されたが、平成7年に交差点付近の道路工事に伴い廃止も検討されたが、モニュメントとして保存することになり、交差点反対側の現在の位置に移設されたのである。あらゆる施設の自動化が進む中で、「操車塔」は、人の手による作業が街の営みを支えていた歴史を今に伝えているのである。ちなみに「操車塔」は、市内に6カ所(宝来町・末広町・函館駅前・松風町・五稜郭公園前・万代町)造られたが、自動化によりすべてが廃止された。

●現存する中では国内最古の「函館市電・操車塔」①PC200650.JPG
●現存する中では国内最古の「函館市電・操車塔」②PC200654.JPG
●現存する中では国内最古の「函館市電・操車塔」③PC200657.JPG
●現存する中では国内最古の「函館市電・操車塔」④PC200658.JPG
●現役時代の「函館市電・操車塔」P1090798.JPG

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